2012年8月10日金曜日

円グラフやめろ


要約:円グラフはやめて、代わりにドットプロットや棒グラフを使いましょう。

 いままで見落としていたが、統計ソフト R のヘルプに "Pie charts are a very bad" なんて記述があっておどろいた。円グラフが悪いってどういうこと? 以下拙訳。
注意
 円グラフ(パイチャート)は情報を提示する方法として、とても悪いもののひとつです。(人間の)目は長さを判別するのは得意ですが、相対的な面積を判別するのは苦手です。この手のデータを図示するのには、棒グラフ(柱状グラフ)やドットプロットが使えます。
 Cleveland (1985)、264 ページには『円グラフで表せるようなデータは、常にドットプロットで表せる。この意味は、(人間が不得意な)正確な角度の判別の代わりに、(人間が得意とする)共通の尺度の下での位置の判別で行えるということである』とあります。この立場は、Cleveland の実証的研究および、McGill の知覚心理学者としての調査に基づいています。 
参考文献
Becker, R. A., Chambers, J. M. and Wilks, A. R. (1988) The New S Language. Wadsworth & Brooks/Cole.
Cleveland, W. S. (1985) The Elements of Graphing Data. Wadsworth: Monterey, CA, USA.

ということだそうです。はい。わかりました。これからは円グラフをやめて、ドットプロットや棒グラフを使います。

円グラフ。0.3 は 0.2 よりだいぶ大きく見える。0.3 と 0.4 は大差ない感じがする(私見)。

棒グラフ

ドットプロット

 上図のコード(R):
X <- c(0.1,0.2, 0.3, 0.4)
pie(X, labels=X)
barplot(X, horiz=T, space=0)
dotchart(X, pch=16)

参考リンク:
 奥村先生のページは全体的に参考になる。
など。
 ウィキペディアにも円グラフについての批判が書かれている。知らなかった……。